2021/07/28 19:42

こんにちは、「Taenaka No Nuno」広報のきょんです。

 

関東、関西ともに梅雨があけましたね。先日、京都では、「前(さき)の祇園祭」が行われました。そこで、今回は、祇園祭とパイルについてご紹介します。

 

 

祇園祭とは

京都の夏の風物詩といえば、祇園祭。日本三大祭りに数えられ、7月1日の「吉符入」からはじまり「宵山」「石見神楽の奉納」「前(さき)の祇園祭」「後(あと)の祇園祭」「花傘巡行」「疫神社夏越祭」まで、1ヶ月にわたって、さまざまな神事や行事が行われます。

 

特にニュースでよく取り上げられるのが、「前(さき)祭り」の「山鉾巡業」。コンチキチンという鐘の音とともに豪華な装飾品に彩られた山鉾が都大路を優雅に進む姿は壮麗です。山鉾を飾る胴掛は、色彩豊かな絨毯で飾られています。古いものでは17世紀に製造されたものもあるそうで、動く美術館と呼ばれています。

 

 

 
 

山鉾を飾る胴掛け

17世紀の日本は、ちょうど徳川家が江戸に幕府を移し、265年の長期にわたって治めた平和な時代。鎖国をしていた時期もありますが、中国・オランダとの交易が行われていたことから、山鉾を飾るペルシャ絨毯は、インドやペルシャから中国に流れて、日本に伝わったようです。

 

今年は、休鉾になっていた「鷹山」という山鉾が196年ぶりに復活するための準備をしていることが話題になりました。山鉾を飾る2枚のペルシャ絨毯は2年以上かけてイランで織られたもの。来年の「鷹山」復活が楽しみですね。

 

ペルシャ絨毯は、職人が、縦糸に横糸を結んで織り上げていきます。これもパイルになります。パイルとは、布の表面を覆う柔らかい立毛,総 (ふさ) ,輪奈 (わな) ,毳 (けば) のこと。また、総じてパイルの布のことを指します。大きいサイズになると職人が34人一列に並んで織っても制作に数年かかることもあるとか。

 

ペルシャ絨毯は、最後に切り揃えるため、制作途中では、正面から見ても模様がわからないので、バイヤーは、裏面の模様をみて、デザインをイメージするそうです。
 

 

妙中パイルの機械

昭和25年創業の妙中パイル織物の工場では、機械でパイルを織っています。工場の機械には複雑な模様を出すために何千個もの糸が計算された配置に並び、機械の中にすいこまれていきます。

糸の配置をするだけで2〜3日もかかるそうです。

 

こうして織られた妙中パイルの生地は、とても柔らかく最高級品のパイルとして、電車の座席シートや汚れを落とす布として精密機器を制作する工場などで、幅広く使われています。

 

Taenaka No Nuno」では、パイル特有の艷のある起毛を生かした立体感、懐古的なのに新しいデザイン、柔かい手触りの布をバッグや個性的なブローチにしました。

 

高島屋「日本橋店(東京)」「京都店」「大阪店(難波)」「名古屋店」の4店舗、阪急のギャラリーで実際に手に触れてみていただくことができます。

 

 

 

Taenaka No Nuno ネットショップ】

https://taenakanuno.official.ec/

 

【Taenaka No Nunoオフィシャルサイト】

https://taenakanonuno.storeinfo.jp/

 

◎以下の場所で実物を見てご購入いただくことができます。

※売り場の状況によっては、店頭に商品が陳列されていない、欠品している場合がございます。詳細については、各店頭スタッフにおたずね

下さい。

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